フランス人ジェリノーによって詩編をフランス語で歌えるようにしようとできた詩編歌をジェリノー詩編歌と呼び、これはその代表歌。ジェリノー(1920年~)はイエズス会修道士で、作曲学・文学を修め、礼拝音楽を現代的にする試みを積極的に取り組んでいる一人。
「讃美歌21」の良いところに詩篇をさまざまなスタイルで歌えるようになったことがあります。この歌はその代表ともいえます。答唱はややゆっくりとした3拍子で、朗誦部分は2分音符を一拍とし伴奏に乗って歌います。拍と言葉が合わないところは、言葉の割り方に従ってリズムを作りながら朗誦します。
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讃美歌歌詞
(答唱)
主はわが牧者、われ満ち足れり。
1 主は羊飼い、われ満ち足れり
主は青草の原に 休ませたまい
憩いの水のほとりに われをともないたもう
2 死の陰の谷をゆくとも われ恐れじ。
主はわれと共に いましたもう
主の鞭、主の杖 われを力づける。
3 苦しめる者を前に 主はわがため
食卓を整えて 香油を注ぎ
わが杯を 満ち溢れさせたもう。
4 恵みと慈しみは われに満ちて、
命のある限り 平和のうちに。
われはとこしえに 主の家にとどまらん。
(頌栄) み栄えは父と 子なるイエスと
聖霊の神に 今ものちも
限りなくあれや。 アーメン
詩23 エゼ34:11-16 ルカ7:46 ヨハ10:11
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